2025年8月18日、東名高速で衝撃的な追突事故が発生しました。渋滞最後尾のハイエースへCIVIC TYPE-R(FK8)がノーブレーキで追突しました。
被害者のハイエースに搭載されていたドラレコの映像がSNSで公開されたことで、一気に注目を浴びています。
SNS上では、被害者を心配される声が多数寄せられており、一方で加害者に対する怒りの声も。
東名高速で起きたノーブレーキ追突事故を教訓に、高速道路の渋滞最後尾の危険性を改めて認識するとともに、今回の追突事故についてまとめていきます。
東名高速でCIVIC TYPE-R(FK8)がハイエースへノーブレーキ追突
事故現場(東名高速:東名川崎IC~東京IC)
事故が発生したのは、東名高速道路の上り線、多摩川橋付近とされています。
川崎ICから東京ICの区間は都心へ向かう大動脈で、平日の朝夕には慢性的な渋滞が起こるエリアです。
NEXCO中日本の情報でも、渋滞が頻繁に報告される地点であり、交通の集中による危険性が高い場所でした。
ノーブレーキ追突!ドラレコの衝撃映像
事故発生の流れとドラレコによる記録内容
ドラレコには、停車中のハイエースにFK8が速度を落とさず突っ込む様子が鮮明に映っていました。
衝突後、ハイエースのドライバーは咄嗟にハンドルを切り、二次被害を避けようと対応していたことも分かります。
その反応によって被害が広がらなかった可能性が高いですよね。もし乗用車やミニバンの後部座席に人がいたらと考えると、本当に恐ろしい光景です。
原因は前方不注意?スマホ操作・居眠り運転の可能性も
高速隊の判断では、時速90〜100kmで追突したとのことです。
公開された映像を見る限り、一切減速しておらず、加害者が前方を見ていなかった可能性が高いと考えられます。
その理由として考えられるのは、「ながらスマホ」や「居眠り運転」でしょうか。
近年増えている「ながらスマホ」による重大事故は、非使用時と比べて約3.7倍も発生率が高かったという報告もあります(2024年)。
一方、2017~2021年の死亡事故の約17.6%が居眠り運転ともされており、うっかり眠気に屈してしまった可能性も否定できません。
他人の不注意で、こちらの命が危険に晒されるなんて恐ろしすぎます。
FK8前期型(ホンダセンシング非搭載)か?
CIVIC TYPE-R(FK8)が登場したのは2017年のことですが、初期モデルには「ホンダセンシング」と呼ばれる最新の安全支援システムが搭載されていませんでした。
のちのマイナーモデルチェンジを経て、後期モデルには「ホンダセンシング」が搭載されるようになりました。
加害者のfk8は、ホンダセンシング非搭載のCIVIC TYPE-R(前期モデル)だったと考えられます。
事故の過失割合
「ノーブレーキ追突」での過失割合
追突事故では基本的に追突側の過失が100%と判断されることが多いです。
前を走る車両は停車している以上、後続車が安全距離を確保していなければならないからです。
例外はありますが、今回のケースではハイエース側もハザードランプを点けて停車していたこともあり、責任は明らかに追突した側にあると見られます。
まとめ
今回の事故映像は、渋滞最後尾のリスクを改めて強く印象づけました。
原因が何であれ、集中力を欠けば一瞬で大事故に直結します。高速道路では、常に前方に意識を向け、安全な車間距離を取ることが重要です。
ドライバー一人ひとりが気を付けることで、命を守る結果につながるのではないでしょうか。