第107回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)、8月19日(火)に行われた準々決勝の、横浜vs県岐阜商戦で疑わしいジャッジが3度もあり、世間の注目を集めています。
大会途中にも関わらず、「今大会一番の試合」とも言われていますが、その素晴らしい試合で起きた「3つの誤審疑惑」とは一体どんな内容だったのでしょうか。
本記事では、3つの誤審疑惑について徹底的に解説していきます
3つの誤審疑惑
疑惑1:6回表(横浜攻撃)デッドボール判定
第1の疑惑判定は、6回表、横浜の攻撃で、打者:奥村頼人選手のシーンです。
映像を見る限りでは、右足の手前でワンバウンドしており、足には当たっていないように見えます。
しかしながら、奥村選手のジェスチャー(アピール)により、デッドボールとの判定となりました。
どうしても塁に出たいという気持ちからのアピールだったのかもしれませんが、足先ではなく脛のあたりを押さえるようにも見えます。
疑惑2:6回表(横浜攻撃)ゲッツーセーフ判定
第2の疑惑判定は、同じく6回表、横浜の攻撃(1死満塁)でのシーンです。
県岐阜商は、打者:小野選手を内野ゴロに打ち取り、ゲッツーでチェンジかと思われましたが、1塁はセーフの判定となりました。
このゲッツー崩れの間に横浜に1点が入るとともに、次の打者:池田選手がヒットを放ち、結局6回表の攻撃で横浜には3点が入る結果に。
映像を見る限りは、一塁手の足が離れている様子もなく、タイミングはアウトだったようにも見えます。
疑惑3:延長10回裏(県岐阜商攻撃)ファウル判定
そして、第3の疑惑判定は、延長10回裏、県岐阜商の攻撃でのシーンです。
代打、1年生の丹波選手の放った打球はライト線へ。横浜のライト今村選手がダイビングキャッチを試みるも、グローブに触れて落球。
映像では、ボールが落ちた瞬間にラインパウダーが舞っていて、オンライン(=フェア)のようにも見えます。
仮に、ファールゾーンに落ちたとしても、野手がフェアゾーンでボールに触れている場合はフェアとなるため、今回のケースはフェアだった可能性が高いように思います。
審判は?
審判も人間ですので、間違えることはあると思いますし、間違えてしまうことも仕方ないと考えます。
なお、高校野球の審判は、プロ野球とは異なり、アマチュアの方がボランティアで務めているようです。

VARの導入について
ミスジャッジは仕方ないと思いますが、仮にミスジャッジが起きてしまった場合に、正しいジャッジに訂正できるように、今後はVARなどの導入を検討していくべきと考えます。
審判=大人、選手=高校生という関係からなのか、審判のジャッジは「絶対」という考えが根付いているようですが、選手は甲子園での勝利を目標に頑張っているわけですから、公平なジャッジがなされるべきではないでしょうか。
まとめ
横浜vs県岐阜商戦で起きた3つの誤審疑惑について解説しました。
審判も人間ですので、間違えることもあると思いますし、間違えることも仕方ないと考えます。
一方で、高校球児は夏の甲子園を目標に日々練習に励んでいます。審判の僅かなミスジャッジが、選手のこれまでの努力を無駄にしてしまう可能性もあります。
選手のことを考えると、VARなどを導入し、公平なジャッジが行われることが望ましいのではないでしょうか。
今後の運営方針の見直しに期待したいと思います。